【ようやく宿に】 ホワイト・マンションは、その名の通り白のペンキが塗られたゲストハウスで、建物自体は新しくはないが、決してボロいというほどでもなかった。中に入ると、ひまそうなおばさんがカウンターに座ってのんびりとくつろいでいた。彼女はぼくに…
【タイへの逃走】 2013年4月9日、僕は会社ではなく、羽田発バンコク行きの飛行機の中にいた。学生時代の友達の多くはこの春から新社会人としてバリバリ働いていたけど、ぼくは就職という道を取らなかった。でも、何もしないでいるのも後ろめたいので、…
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